RAYGING BLUE -try α-
レイジングブルー・トライアルファ 取扱説明書
2002.12/16.ver
■■■ 初めに - readme - | ||
“RAYGING BLUE -try α-”(以下「RGBα」)は、弾避けというシューティングにおいて最もスリリングな行為を敢えて減らし、 代わりに敵を破壊する爽快感を主眼に置いた、縦スクロール型の2Dシューティングゲームです。それ故に難易度は低く、操作やシステムも出来る限り単純にして、色々な層のユーザーに気軽にプレイして戴けるように調整しております。 RGBαは“RAYGING BLUE”(以下「RGB」)の続編ではなく、厳密に言うとリメイクでもありません。製作時間の都合からver.1.0時点でも甚だ未完成と言わざるを得なかったRGBの問題点を更に突き詰める形で真の完成を目指したものです。 最新版のダウンロードは、製作者サイト“in the blue sky...”からどうぞ。
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■■■ 動作環境並びに開発環境 - surroundings - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■■■ インストール並びにアンインストール - install & uninstall - |
RGBαには、特別なインストール、アンインストール方法はありません。圧縮ファイルを任意のフォルダに解凍して“RGB.exe”を実行すればゲームが起動しますし、アンインストールも関連ファイルを全て削除するだけで結構です。CD版にはインストーラが付属しておりますが、インストールするためにこれを必ず実行しなければならないということもありません。 |
■■■ 発端 - prologue - |
光子暦197年。人類が自らの世界の真実に辿り着いてから、197年目。 その日、旧世紀に栄華を誇っていた由緒ある国家の一つが行政能力の全てを失い、消滅した。…それ自体は、近頃ではそう珍しいことでもない。しかし、それと同時に、既に広くはないその惑星の一角で、一人の男が永い眠りから目覚めた。 200年の眠りより目覚めた男の名はユアン。Dr.ユアン=アニヒレィス。 彼は紛れも無く優秀な技術者であったが、一方でその危険すぎる発想ゆえに無期冷凍刑の実刑判決が下された人物でもあった。独り目覚めた彼は瞬く間に汎地球圏ネットワークを制圧、軍事を含む全ての物理稼動端末をその支配下に入れると、全人類の抹殺、すなわち「審判の刻」を宣言した。自らの技術に慢心し、安寧を享受していた人々は、それらに対抗する術を持たなかった。 事件から、29日余りが経過した。 03月04日12時00分。「審判の刻」まで残り24時間。 衛星軌道上。 唯一支配を逃れた独立軌道衛星“BLUE SKY”より、最後の望みを賭けた新世代亜光速宙航戦闘機、開発コード“RGBシリーズ”の3機が出撃。 ブリッツ、ローアイゼンII、そしてゲミュート。 ゼノン=ラシュパルク博士の手によって完成を見た、数にしてたった3機のこの有人戦闘機は、性能面においてはアニヒレィス配下の無人兵器群を圧倒するほどの能力を有する。 だが、それゆえに失敗すれば後は無い。 OPERATION “RAYGING BLUE”。 最終目標となる木星までのルート上には、まさに無数の無人兵器群が存在するが、ヤコフ=ボルツァーノ軍事顧問によって立案されたこの反抗作戦は、不測の事態を極力防ぐため、いわゆる強行突破の形をとる。 第一攻撃目標は中央戦域における無人兵器群の戦略級指令機“++(インクリメント)”、シリアルナンバー0129。速やかに前線を突破し、これを破壊しなければならない。 賽は投げられた。願う者はただ明日を、進む者はただ前を―。 》プロローグ詳細(web) |
■■■ 基本操作 - elementary control - | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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■■■ ゲームシステム - game system - |
![]() 基本ファイルのロードが終了すると、FREAMSロゴ(※メインショットボタンでスキップ出来ます)の後にタイトル画面が表示されます。更にタイトル画面でメインショットボタンを一回押すとこの画面になります。 STORY MODE: 物語解説やパイロット同士の会話等が付いたモードでゲームを開始します。 SHOOTING MODE: 純粋にシューティングのみのモードを開始します。さくさく進むので、スコアアタックなどに向いています。 OPTION: ゲームの条件や描画モードを選択できるオプションです。難易度選択もこちらでどうぞ。 EXIT: RGBαを終了します。 ![]() LEVEL: ゲームレベルをNORMALとHARDから選択出来ます。初期設定はNORMALです。 BULLET EFFECT: 描画機能のエフェクト、つまり爆風のインターレース表示を行うか否かを選択出来ます。初期設定ではONですが、この項目をOFFにすると、大量の爆発処理の場面にも処理落ちしにくくなります(※なるべくオプション変更ツール“option.exe”で変更して下さい)。 FLIP MODE: VSYNC待ち(モニターやVGAの垂直同期)をして描画をするか、直接描画を行ってしまうかのモード選択です。初期設定はNOMALですが、どうしても描画速度が出ないときにHIGH SPEEDにすると、若干速度が上がります(※なるべくoption.exeで変更して下さい)。 SURFACE: VRAM上にサーフェースを作成するか、システムメモリ上にサーフェースを作成するかを表示しています。ゲーム中の変更は不可能で、確認表示のみとなっております。これを変更するには、option.exeを使用して下さい。初期設定はVRAMです。 MMX ALPHA: CPUにMMX演算命令がある場合、半透明描画を行うか行わないかを表示しています。ゲーム中の変更は不可能で、確認表示のみとなっております。これを変更するには、option.exeを使用して下さい。 但し、元々CPUにMMX演算命令が無い場合、“option.exe”を使用して設定を変更してもMMX演算命令による半透明描画は行われません。 SOUND: DirectSoundによる効果音を再生するかどうかを選択します。再生するには、それなりのCPUパワーがあり、且つサウンドカードがDirectSoundに完全対応していないと、処理落ちを起こす可能性があります。初期設定はONです。 BGM: ゲーム中にBGMを再生するかどうかを選択出来ます。 web配布版の初期設定はMIDI再生ですが、コミケなどで有料配布されるCD版のRGBαを使用すると、SC−8820音源で再生・録音した高音質BGMのCD−DA再生が可能になります(※RGBαのCDは内容を改変したり有料販売したりしない限り自由にコピーして戴いて構いません)。 尚、DirectXAudioで再生しているため、ハードウェアMIDIには対応しておりません。予めご了承下さい。 BGM TEST: いわゆるサウンドテストです。以下の9曲が試聴出来ます。 1:f.d.m (機体選択) 2:the Morning star (ステージ1) 3:pieces of the moon (ステージ2) 4:There is nothing new under the sun (ステージ3) 5:DELETE!(ボス) 6:Deep blue (エンディング) 7:Time a Cradle(スタッフロール) 8:Carruption (レゾナンス) 9:escape velocity (状況解説) CG: おまけCGを閲覧出来ます。 RANKING: ハイスコアランキングを閲覧出来ます。 RETURN: モード選択画面に戻ります。 ![]() まず機体を選択して下さい。最初から選択可能なプレイヤー機は、標準型のブリッツ(パイロット:空乃蒼)、命中・回避重視のローアイゼン・ツヴァイ(パイロット:夕暮赤音)、武装の威力と誘導性能に特化したゲミュート(パイロット:林野碧)の3つです。 ![]() ![]() ![]() 実際の戦闘画面には、以下の情報が表示されます。 SCORE: ![]() 現在のスコア、得点です。 DESTROYED: ![]() 撃破率です。ステージ終了までに全ての敵機を撃破すると、ゲージが右一杯まで青くなります。 左下の数字は秒間コマ数(Frames Per Second)です。60未満の場合、処理落ちしています。 耐久力: ![]() 残り耐久力がアイコンで表示されます。自機が被弾すると耐久力が1つ減り、カラー(次項)が初期値に戻ります。耐久力の初期値は2で、0まではスコアがそのまま維持されます。耐久力がマイナスになると、その場でコンティニュー選択画面になり、スコアがリセットされます。 RGB SYSTEM - COLOR: ![]() 搭乗パイロットの精神安定値を0〜255の数値とゲージで表しています。この数値を「カラー」と称します。カラー値が高いほど精神状態が安定しており、機体制御を司るRGBシステムは段階的にリミッターを解除して強力な攻撃を行うことが出来ます。また、この数値が大きいほど、敵に攻撃を命中させたとき、敵を撃破したときに得られる得点が多くなります。 カラーは敵機を破壊したとき、もしくは攻撃を命中させたときに上昇し、敵を攻撃範囲外に逃したときや自機が被弾したときに低下します。また、ローアイゼンIIやゲミュートの副兵装はこのカラーを消費して発動するので、その際にも必要となります。このゲージを0まで消費しても、行動不能になったりすることはありません。 尚、カラー値が同じ場合はどの弾を命中させても1発あたりの得点は同じになりますので、余裕がある場合は低威力の弾をより多く当てて撃破した方が稼ぎが良くなります。 後方注意警告: ![]() 殆どの敵機は正面か側面からフレームインしますが、稀に後方から追撃してくる敵が存在するので、その場合は僚機からアラートが発せられます。敵機は大体矢印の位置から出現しますが、矢印よりも幅が大きかったり、矢印から多少ずれていたりすることもあるので気をつけて下さい。 ![]() 被弾や接触を繰り返して残り耐久力がマイナスになると、コンティニュー選択画面になります。コンティニューする場合には、カウントが0になるまでにメインショットボタンを押して下さい。その場からゲームを再開することが出来ます。コンティニュー回数に制限はありませんが、ペナルティとしてスコアはリセットされます。 また、ゲーム中いつでもF1キーでタイトル画面に戻り、ESCキーでプログラムを終了することが出来ます。 |
■■■ 搭乗機体解説 - RGB series - | ||||||||||||
プレイヤーの皆様には、以下に紹介致します新世代亜光速宙航戦闘機群、開発名RGBシリーズの基幹3機種のうち、今回の作戦においてフォワードを担当する1機を選択して戴きます。これらはそれぞれ異なる性能を持っているのは勿論のこと、ストーリーモードにおきましてはフォワードに据えられた機種によって幾分違った展開を致しますので、出来れば1機にこだわらずに、満遍なくお試し下さい。 尚、機体やパイロットの詳細、事の発端、作戦概要、技術論、西暦より光子暦に至るまでの経緯、設定担当者の無駄話などにつきましては、ネットワーク上に別途詳細報告書を用意しておりますので、興味を持たれた方はこちらを参照して下さいませ。
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■■■ 動作設定変更 - option - | ||||||||||||||||||
動作が重い…と感じたら、実行ファイル“RGB.exe”と同じフォルダにある“option.exe”を起動して下さい。ある程度処理を軽くすることが出来ます。 ゲーム中のオプションでの項目の変更は、マシンによって使えないものも無理やり使えるようにしてしまう設定になる可能性がありますので、動作環境については出来るだけ“option.exe”で起動前に変更されることをお勧め致します。
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■■■ ユーザー・サポート - user support - | ||||||
以下のサイトでサポートを行っています。感想やバグ情報などもこちらへお願い致します。
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■■■ 製作者 - credits - | ||||||||||||||||||||||||
“RAYGING BLUE -TRY α-”の製作スタッフです(敬称略)。
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■■■ 免責・謝辞 - exemption & thanks - | ||||||||
“RAYGING BLUE -TRY α-”は基本的にフリーウェアです。このゲームプログラムを実行して生じたいかなる損害についても、当方では補償致しかねます。 自己の責任においてご使用のほど宜しくお願い致します。 このゲームの製作には、以下の方々が製作されたソフトウェア、素材等を使用しています。この場を借りてお礼を申し上げます。
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■■■ 諸注意 - caution - |
このゲームに使用されているリソースに関する諸権利は、ゲームサークルFREAMS並びにRGBα製作スタッフ個人に帰属します。故に、一切のリソースの無断使用を禁止させて戴きます。転載等についてはメールでご連絡下さい。ご連絡戴ければ、余程のことが無い限り許可致しますので、宜しくお願い致します。 © 2000,2001,2002 game circle "FREAMS", S3., SAL, MITSUKANA and N.M.I. all right reserved. |
■■■ 更新履歴 - history - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■は一般公開版、□は非公開のテストバージョン、■は開発上の出来事です。
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